口 臭
歯磨きをきちんとしているのに、口臭が出るのはなぜでしょうか?
歯磨きをきちんとしていても、口臭がでる原因としては慢性的な口臭が考えられます。
慢性的な原因としては、虫歯、歯周病(歯槽膿漏)、舌の上のべとべとしたもの(舌苔)→VSC産生菌の増加、歯垢、歯科医院でかぶせたものが原因で物が詰まりやすい等のお口のトラブルや、糖尿病、鼻炎、胃潰瘍、蓄膿症、慢性便秘、ドライマウス(口腔乾燥症)等の病的な原因や、喫煙やアルコール、肉類を多くとる食生活、偏食、昼夜逆転などの生活習慣に問題があるなどが考えられます。
その他、口呼吸習慣は慢性的な口腔内乾燥より口臭が発生するとされ、唾液線の機能異常による口腔内自浄作用低下によっても口臭があがるようです。
また、ストレスが口臭を引き起こすとされています。(緊張時口臭)


子供の口臭について
口 臭 対 策
それでは口臭を防ぐためにはどんなケアやサプリメント、治療が必要でしょうか?
【ケア】
●食事はよく噛んで食べること。(唾液の分泌促進)
●適度な水分補給をする。(口腔の乾燥を防ぐ)
●キシリトールガム、シュガーレスガムを噛む。(唾液の分泌促進)
●食事は肉食、ファーストフードより和食中心にする。
●朝食をきちんととる。規則正しい食生活をする。
●睡眠を十分とり、夜更かしを避ける。(ケトン体の増加に伴うアセトン臭の原因)
●食事には緑茶を飲用する。(カテキン効果)
●喫煙、アルコールを控える。
●お菓子などの甘い物を控える。
●ストレスをためない。
【歯の磨き方】
●発泡剤入りの歯磨き粉を使用の際は、つけすぎないように注意してください。(口腔内が乾燥します。)
●歯と歯の間、歯と歯茎の間の汚れを、歯間ブラシやデンタルフロスで清掃する。(口臭予防に有効。)
●舌苔がある場合は、舌を磨くための舌ブラシを使用してみましょう。(あまり擦らないよう注意が必要。)
【サプリメントなど】
●キシリトールなどのガムをよく噛む。(唾液の分泌促進)
●洗口剤(ネオステリングリーン、リステリン、口臭プロテクションなど)
→殺菌・消毒効果に優れたクロルヘキシジンや塩化ベンゼトニウム配合の含そう剤やマウスウォッシュ
●AP水(電解水の活用)
●内服薬の利用(サイクロフィール錠)
【治療】
●虫歯、歯肉炎、歯周病の治療 ●定期的な歯石除去 ●ブラッシング指導 ●ホワイトニング
●ブレスケア処方(お口の細菌の除去) ●3DS(マウスピースを使用してお口の中の細菌の除去)
●病的な要因の場合は他科(歯科以外)への受診
口臭測定


当院では、簡易口臭測定器を設置しておりますので、他覚的な診断が必要な場合は、お問い合わせください。