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妊婦歯科検診

当院では、広島市の妊婦歯科健診」を実施しております。

十分な感染予防対策を行っていますので、安心して歯科健診を受診してください。

 

健診の概要

妊婦及び生まれてくる赤ちゃんの歯と口の健康を保持増進するため、歯科医療機関で行う健康診査です。出産までに1回受診できます。(母子保健法 第13条)

妊婦歯科健診の流れ

  1. 当院に「妊婦歯科健診の希望」と予約を入れてください。

  2. 来院された際は、母子健康手帳別冊の「妊婦歯科健康診査受診票・結果票」をお持ちのうえ、を窓口に提出してください。

  3. むし歯や歯周病の診査、健診を行います。

健診内容

むし歯、歯周病の検査(歯周ポケットの測定は部分測定)

健診内容を、母子手帳に記載いたします。

健診料

無料 (健康診査の結果、医療を必要とする場合もありますので、健康保険証をお持ちください。)

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妊娠中のお口の変化について

妊娠期間は、お口の中の状況がハイリスクの状況となりやすいものです。

これは、妊娠中の唾液の分泌量の変化やpHが酸性に傾き、また妊娠初期の「つわり」や食生活の好みの変化によるものです。

このため、歯の表面の再石灰化が低下し虫歯になりやすく、また歯肉炎や歯周病が悪化することも考えられます。

ただ、適正なプラークコントロールを行えば、これは改善できるものです。

虫歯に関しては、プラークコントロールにより口内の細菌の停滞を抑制する効果が期待できます。

虫歯の原因であるミュータンス菌は、「母子伝搬」します。生まれたばかりの赤ちゃんにはミュータンス菌はいませんが、悲しいことながら、大人の唾液を介して虫歯になるのです。特に身近な存在の母親からの感染が多いとされています。

​赤ちゃんのためにも、お母さんの口内の環境を整えておきましょう。

歯周病に関しても、歯周病菌が栄養素となる女性ホルモン(エストロゲンやプロゲステロン)をもとに増殖する環境にあるため、同様にプラークコントロールが重要なわけです。

歯周病に罹患している妊婦さんは、早産や低体重児出産のリスクが数倍以上に上がるとされています。

これは、歯周病菌による炎症が子宮を収縮させる物質(プロスタグランジン)の血中濃度が上がるためとされています。

「母子手帳」にも記載されているように、妊娠中の歯周病はおなかの赤ちゃんにも影響が及ぶのです。

歯周病と思われたら、妊娠中でも歯周病の治療は可能です。

炎症をおさえることで、これらのリスクを軽減することはできるのです。

妊娠中の体調に合わせて、無理をせずお口のケアーに気を配りましょう。

プラークコントロールに自信が持てない場合は、歯科医院でのクリーニングも効果がありますので、お問い合わせください。

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