• adc867

噛んだ時の違和感や激痛 怖い歯根破折かも

治療で、虫歯でもない歯周病でもないのに、激痛がある症例を時に経験します。

歯の破折には、歯茎より上に見えている歯冠の破折と、根っこの部分の歯根破折がありますが、特に怖いのが歯根破折。8020推進財団の「永久歯の歯の抜歯原因調査」では、歯周病、虫歯に次いで3位がこの歯根破折となっています。

症状としては、症例により違いますが、軽い違和感から、歯茎の腫れ、噛んだ時の痛みなどです。これはひび(クラック)が入ったところに細菌が入り込み炎症を起こしているものと考えられます。

典型的な症状として、歯茎にニキビのような盛り上がった膿の出口ができます。これはつぶしても再発し、なかなか治りません。

残念ながら、歯根破折した歯の保存はむつかしく、予後不良で抜歯となるケースが多いものです。

歯冠部から一部の歯根部に達するクラックの場合は、被せ物により更なるクラックの進行を抑えて経過観察しているケースも経験しています。

この場合も、原因となる強いかみ合わせ(歯ぎしり、噛みしめなど)から歯を守る対策が必要と考えます。つまりマウスピースの活用です。(当院で作成可能です。)

また、神経をとった歯は大変もろく通常被せることが多いものですが、詰め物の場合は注意が必要です。被せてある場合もその下の土台の部分が、金属の土台(メタルコアー)であると破折のリスクがあります。

2016年より保険治療でもガラス繊維の素材のグラスファイバーの土台が使えるようになりました。これを使用することにより歯根の破折リスクはずいぶん低減します。

当院では、土台に使用するグラスファイバーを数種類用意しており、リスクのあるケースでは積極的に活用を心がけております。

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