top of page

口腔がんスクリーニングカメラORALOOK

常日頃の診療にあたり、さまざまな口腔粘膜疾患に遭遇することが多々あります。

それがはたして口内炎なのか、前がん病変や良性、悪性腫瘍なのか?その鑑別に苦慮するところです。
口腔内のスクリーニングで用いられる低侵襲な検査として生体染色法がありますが、ヨード染色であればアレルギーの患者には使用できませんし、また使用できない部位もあります。
細胞診によるスクリーニングにおいては、結果が分かるまでに時間を有する場合があります。

そこで当院では、視診・触診の補助として、蛍光観察装置を導入しました。蛍光観察装置は青色光を照射し、その励起光を観察するものです。

患部に非接触であり侵襲はなく、繰り返し施行が可能です。
手軽な口腔粘膜疾患のスクリーニングを目的としているため、通常の診療の合間に実施可能です。

​定期健診等でお越しの際、気になる場所があればご相談ください。

220902_0028_R.jpg
撮影写真.jpg
口腔がんとは

現在日本では、2人に1人ががんにかかり3人に1人が、残念ながらがんで亡くなっている状況です。

まさに「がんは日本人の国民病」と言っても過言ではないものです。

現代医学は日進月歩で進歩して生存率も高くなってはきていますが、それでも「がん」と診断されたら心は動揺し、大変不安な気持ちになります。

口腔がんとは、お口の中に発生するがんで、歯以外のどこにでも発生する可能性があります。

舌がん、歯肉(歯ぐき)がん、口腔底(舌の下)がん、頬粘膜がん、口蓋がん、口唇がんがあり、そのうち日本人に一番多いのが舌がん(約60~70%)です。

がん全体からすれば約1~3%と低い数値ではありますが、日本では年間7,675人が口腔がん(咽頭含む)で亡くなられています。残念ながら、この数字は年々増え続けています。

死亡者数.jpg
罹患者数.jpg
口腔がんの症状

口腔がんの症状は、初期では自覚症状がほとんどありません。

痛む、食べ物や飲み物がしみる、違和感がある、首のリンパ節が腫れる、なかなか口内炎が治らない、といった症状が出てきたときは、すでにがんが進行している状態です。

また、目に見える症状として、舌や粘膜の変色があります。ほかにも、しこりがある、ざらざらした突起・潰瘍、口の中の痛みしびれ感、物が噛みづらい、飲み込みにくい、話しづらい、顎や舌を動かしにくいなどの症状が現れます。

通常の口内炎や、口の中の傷であれば、2週間もすれば治るものです。

​長引く上記の症状は、注意が必要です。

bottom of page